74年4月発売のアン・ルイスの6枚目のシングル(作詞なかにし礼・作曲平尾昌晃)で初のヒット曲。
「女はそれを我慢できない」「ラ・セゾン」「六本木心中」「あゝ無情」などロックのイメージが強い彼女だが、この曲はそれとは正反対のバリバリのアイドル歌謡曲!
別れの切ない感情を昭和の懐かしさを感じさせるようなゆったりとしたメロディに載せて、アン・ルイスが爽やかに歌っている。
♫グッバイマイラブ この町角で グッバイマイラブ 歩いてゆきましょう あなたは右に 私は左に ふりむいたら 負けよ♫
決して憎悪に満ちた別れではなく、今でも彼を愛している…振り返ってしまうと涙が止まらなくなるので、強がりで言っているのでしょう。
♫忘れないわ あなたの声 優しい仕草 手のぬくもり 忘れないわ くちづけの時 そうよ あなたのあなたの名前♫
彼との二人で過ごした大切な思い出。
彼女はくちづけの時、「◯◯、愛してるよ」と言って彼の名前を呼びながらくちづけしていたのでしょうね。心の中に、くちづけのシーンと彼の名前とが一体化して刻まれているのでは。
♫グッバイマイラブ 二人の恋が グッバイマイラブ 真実ならば いつかは逢える これが本当の さよならじゃないの♫
間奏部分の英語のセリフ
''We can meet again someday''
とも合致した、彼女の心からの想いであり、彼女の願望!!
このような彼女と付き合っていた彼は幸せ者とも思えるね。
(※間奏部分の英語のセリフ無し)