YOSHIの青春歌謡曲!!

〜青春時代に聴いた宝物の再発見〜

あじさい橋

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紫陽花が綺麗な季節ですね~。

と言うわけで、今回紹介するのは、城之内早苗の「あじさい橋」

 

「紫陽花」のタイトルが付く曲を調べてみると「あじさい化粧」(藤あや子)、「あじさい酒場」(坂本冬美)、「紫陽花」(五木ひろし)、「あじさい情話」(北島三郎)、「あじさいの雨」(渡哲也)など、演歌が結構多い。やはり、紫陽花に雨、涙、別れ、酒等を重ね合わせて男女間の情念を切々と唄うのが演歌に相応しい。城之内早苗もおニャン子クラブ出身の演歌歌手。大叔父は、プロ野球読売巨人軍で「エースのジョー」と呼ばれた大投手の城之内邦雄(小学生低学年の頃だったが、サイドスローのダイナミックなフォームから投げる城之内投手の事は良く覚えている)。

 

あじさい橋」は、86年6月11日発売の城之内早苗のファースト・ソロシングル(作詞:秋元康、作曲:見岳章)で、演歌で史上初めて、オリコン総合シングルチャートで初登場1位を獲得(6月23日付)。普通、演歌なら有線からジワジワと火が付いてランキング上位に入るには月日を要するものだが、この曲は、城之内がおニャン子所属という特殊事情があったのだろう。

 

作詞秋元康×作曲見岳章のコンビは、美空ひばりの「川の流れのように」と同じ作詞作曲コンビ。だが一方で、キワモノ系ユニットのニャンギラスの「私は里歌ちゃん」も同じコンビで提供しており、ギャップあり過ぎ(笑)。

 

作詞:秋元康作曲:見岳章

「あの人とこの橋の あじさいの花

 

遠くにゆっくりと 梅雨が来て 空からそっと投げた 絹の糸の雨

静かな街並は 色あせて あの人を見送る道 手をふりながら

渡れる 渡れない ふたりが名付けた橋 渡れる 渡れない ああ あじさい橋

小さなこの傘を 開いたまま 欄干に立てかければ 思い出の花

 

グレイの雨雲を 幾重にも 着物のように着てる 空に虹の帯

瞳で受けとめた 恋の終り 雨の粒いつのまにか 涙になった

渡れる 渡れない ふたりの思い出橋 渡れる 渡れない ああ あじさい橋

いつでもこの場所で 待ち合わせた あの頃が切なすぎて 佇んでいた

 

渡れる 渡れない ひとりの今の私 渡れる 渡れない ああ あじさい橋

心にいつまでも 咲いている あの人とこの橋の あじさいの花

あの人とこの橋の あじさいの花」

 

♫遠くにゆっくりと 梅雨が来て 空からそっと投げた 絹の糸の雨♫

 

雨を、絹の糸という日本人に非常に馴染みのある素材に喩えているところが演歌らしい。ちなみに、僕はこの部分の歌詞を聞くと、「絹の糸」ではなく、手延べそうめんの「揖保乃糸(いぼのいと)」を思い出してしまう(笑)。

 

♫小さなこの傘を 開いたまま 欄干に立てかければ 思い出の花♫

 

傘の花が咲くと言うが、まさに欄干に咲く紫陽花の花!

 

♫渡れる 渡れない ふたりの思い出橋 渡れる 渡れない ああ あじさい橋

いつでもこの場所で 待ち合わせた あの頃が切なすぎて 佇んでいた♫

 

付き合っていた頃、二人であじさい橋と名付け、いつも待ち合わせをし、楽しかった思い出が沢山詰まった場所。この場所に来て橋を眺めると、無意識に彼との思い出を重ねて、湧き上がってくる想いを抑えきれない…

 

♫渡れる 渡れない ひとりの今の私 渡れる 渡れない ああ あじさい橋

心にいつまでも 咲いている あの人とこの橋の あじさいの花♫

 

彼との思い出は、いつまでも心の中に生き続け、心の中の紫陽花は枯れる事なく咲き続ける。彼とこの橋を繋ぐ紫陽花がある限り…

 

しかし、秋元康は、おニャン子とんねるずの曲は遊び半分でも、本気モードの時は、素晴らしい詞を作るもんだな!(笑)

 


城之内早苗 あじさい橋