1978年7月25日発売。作詞:橋本淳、作曲:平尾昌晃
「平尾昌晃歌謡教室」の生徒だった畑中葉子と師匠平尾昌晃の初デュエット曲「カナダからの手紙」(78年1月発売)がレコード売り上げ70万枚を記録して予想外の大ヒット!!気を良くしたのか、同じ作詞作曲家による海外での恋愛をテーマにしたデュエット曲として、第2弾「エーゲ海の旅」(78年4月)、第3弾「サンフランシスコ行き」(78年7月)を連発する。
しかし、二番煎じや三番煎じはインパクトに欠けたのか、「エーゲ海の旅」は8万枚、「サンフランシスコ行き」は2万枚と尻すぼみ。第4弾の「ヨーロッパでさよなら」(78年10月)で、この師弟コンビも文字通りさよならとなった。カラオケでも定番の「カナダからの手紙」を知っていても、「エーゲ海の旅」や「サンフランシスコ行き」を知っている人は少ないだろう。
しっとりと聴かせる「エーゲ海の旅」に対して、「サンフランシスコ行き」はノリの良いナンバー。平尾昌晃の軽快なサウンドに、橋本淳のシンプルで分かり易い歌詞が良くマッチしている。
改めて聴いてみて感じるのは、畑中葉子の高音の歌唱力の素晴らしさ!
当時は、平尾昌晃の個人的な趣味で畑中葉子を選んだとばかり思っていたのだが、これなら、実力によるものか(笑)。。
しかし、「カナダからの手紙」よりも「サンフランシスコ行き」の方がヒットしても良かったと思うのは、僕だけだろうか?